賛否のドラクエ映画その分かれ目は

感想はひとそれぞれとはいえ、楽しめた側の人間としてはあんまりな酷評の嵐に
「いやいやこれは皆ヒステリーになってるだけだ、
良作とは言えないかもしれないがファン向けな作品だと思うし
良い所を伝えればきっとわかってくれる人もいる」
と思い、土日の間はSNSやどこぞの掲示板なんかで一生懸命良さを語っておりました。

あのデザインのビアンカも動くととてもかわいかったね
プロポーズのシーン結構素敵だった
ゲマの怪演が雰囲気出ていてよかったね
ぬわーーーーーーっ!の再現度たけえなw
自慢の父親だね・・・のシーン泣けるわ
バギマやメラゾーマを連打して戦うのターン制じゃないと確かにあんな感じだろうね

そこかしこで良いと思ったポイントを提示してみても大半は無反応でずっと叩いてるw
一部には共感してくれる人もいましたけど少なかったですね

まあ、人の感想なんて無理に良かったと言わせるようなものではないし
これが大半の評価なんだろうと月曜になって漸くこっちの頭も冷えてきた所です

色々話をしてみてわかったのは、やっぱり賛否を決定付ける分水嶺となるのは
最後の最後に
「これは仮想ゲームの世界で虚構でした」
と映画のそこまでをひっくり返してしまった部分、ここに尽きます
敵から「ゲームやってないで大人になれよ」と言われたのもかなりイラッと来ましたがw
そこは主人公がゲームを通じた体験は素晴らしいものだと返してるのでそこまでではないかなと

なので逆に言えば、あのオチさえ平気なドラクエファンならきっと楽しめるはずです

自分も虚構オチにされて一瞬ヘイトを溜めたので気持ちはわからないではないんですよ
でも自分にとって映画は映画
これはあくまでもドラクエ5をベースにした別の世界の話だと割り切っていましたから
十分あの設定を受け入れる余裕はありました
ただ映画をドラクエ5本編と地続きで捉えていた人たちにとっては
とても受け入れ難い話の構成だったのでしょうね

ちょっと前に私もトイ・ストーリー4でだいぶ怒ったりしました
あれは1~3と完全に同じ世界の話ですから割り切れません
3のラストの意義を変えてしまった4は納得いくものではありませんでした
またドラクエ10をプレイしている人は記憶に新しいと思いますけど
何百・何千時間も遊んだまさにゲーム本編の中で
パクレクエストのようなドッチラケな世界設定をブチ込まれたらこれも怒ります
(パクレクエストはその後フォロー入ってめでたしめでたしとなりましたが)

それに比べれば、2時間弱の映画の中だけで完結する切り離された世界なら
納得できる形にさえなってれば大丈夫です!
(ちゃんと伏線はいくつもありましたからね)

まー、ドラクエファンとしての贔屓目もあって高評価にしましたが
オチはともかく冷静にみれば佳作な出来ではあると思います
せっかくの希少なドラクエ初映画です
ファンなら悪評聞くだけで敬遠するには勿体無い
なので一点だけ、ラストのオチの一点だけ、大丈夫そうだなと思ったなら
是非映画館へ行く事をオススメしますよ!


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