■帰ってきた成歩堂
やっぱりこのビシッとしたナルホド君が帰ってきたのが嬉しいね。
4はシナリオもちょっと出来が悪いところがあったりして、また成歩堂をそんなふうにしちゃったせいで、だいぶ不評をかってたのはファンであれば周知の通り。
自分も4以降は、「逆転検事」はほぼリアルタイムでプレイしてたものの「逆転裁判」の方はずっとお休みしてました。
でもまあ、「ナルホドくん、復活したよ!」てのは聞いてはいたのでいつかプレイしたいな~とは思っていたんですけどね。
GWにようやく重い腰を上げて5をプレイ。
復活と言っても元に戻ったわけじゃなくて、いい意味で「父として、上司として」大人に成長したナルホドくんの姿がそこにありました。
うん、概ね満足(⌒▽⌒)
■他主人公2人
4で主役交代したはずのオドロキくんは、ちょっと今作では影が薄かったかな・・・。
でも6では大活躍するそうなので、そのうち・・・いや、実はもう買ってあります・・・夏くらいを目処にプレイします。
(今はとりあえずお腹いっぱいだから)
新ヒロインの希月心音ちゃんは、元気いっぱい、ノリも良い体育会系女子!って感じのとっても良い子。
長身でモデルのようなスタイルも特徴で、このシリーズにしては珍しく?「ちょっとおかしい」ところがない正統派美少女って感じですね。
・・・いや、あった、なんか髪がどうなってんだかわからない感じで「ちょっとおかしい」かな・・・。
まあ、そんなところもカワイイ。
■ライバルキャラ
今回のライバルキャラはラストサムライ、な雰囲気のユガミ検事。
相棒の「ギン」との掛け合いが楽しいけど、ライバルとしてはちょっと迫力不足だったかな。
ツンデレ系というか、表面上はキツイ事ばっかり言ってくるんだけど根は良い奴なので、なにかにつけて物分りが良すぎるんだよねえ。
「良いヤツ」路線だとしてももっとうまく「ライバル」として手強く立ちはだかる手段はなかったものか。
そして警察側のキャラ「番轟三」
こいついいキャラだわ~、めっちゃお気に入りだった。
ジャースティース!
■シナリオ
シナリオは4より良い、謎解き感は薄い、あとちょっと長かったかな。
もっと言い回しや段取り短くできたような気がする箇所がいくつかあった。
冗長な割にほぼひたすら読み進めるだけで、やっと選択フェーズがきてもほとんど答えが出ているようなものが多く、推理・謎解きをしているという感覚は薄い。
動画つき推理小説を読んでると思えば許せるだろうけど、オレがやりたいのはゲームなんだよねえ・・・。
5話やDLCである「特別編・逆転の帰還」については、そこそこ考えさせてくれる謎解きがあったので、もっとそういうところを増やして欲しいね。
シナリオ自体は2話も3話もそしてラストの5話も面白かったのでかなり満足したけど、一番のお気に入りは「特別編・逆転の帰還」でした。
これぞ逆転裁判!て感じの、ギャグありシュールな尋問あり、そして最後はグッと目頭が熱くなるような展開ありで、晴れやかな気分で終われる(いや人は死んでるんだけども)、「読後感の良い」話です。
3DSになってパワーアップした動画や3D演出の進化を最も上手く取り入れてるのも特別編だったように思います。
これがDLCってところがなんとも商売上手ですなあカプコンさん。
でもDLC追加購入しても800円ですから!今なら400円に値下がってますから!
このボリュームでその値段なら良い買い物です。
■遅まきながらプレイして良かった
前作も決して「駄目」って事はなかったんですけど、続編をプレイする!っていうモチベーションが削がれてしまったのは事実。
それでも元々大好きなシリーズで、ようやくこの5をプレイしてみて、あーやっぱりやって良かったなと、これからもこのシリーズ追いかけていこうと思えました。
「大逆転裁判」なんてのも出てますから、消化するの大変だあ。
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