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ガルパン最終章第2話

先月27日のBD/DVD発売に続き本日・・・日付変わって昨日よりレンタル解禁。
ネット配信も買い切りのみだったものに、期限付き配信が加わった。
買い切りだと4000円してさすがにそこまで払う気はなかった私も、660円のレンタル配信ならと早速DMMで視聴した。

DMM動画 ガールズ&パンツァー 最終章 第2話

他の配信サイトについては公式の配信情報にて。

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[アニメ]ガールズ&パンツァー最終章 第1話

第2話も6月に上映予定という事で、
そういやまだ1話観てないやとDMMで視聴。
(他にもamazonビデオやGYAO等で配信中)
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[絵]ホイミスライムがベース

中央はDQ10プレイヤーならお馴染み、我らがセラフィちゃん。
右はゴブリンスレイヤーの女神官。

kamvaspro13 と クリスタを買った記念に描きましたー。
絵描くのって難しい・・・道具揃えたからって上手くなるわけじゃないのね
当たり前だけどw

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[日記]高畑勲監督の訃報に

私くらいの年代の人間には、高畑勲と言えば間違いなくアニメ界のレジェンドだ。とりわけ代表作とも言える『火垂るの墓』は、自分の少年期における戦争観に対し『はだしのゲン』と並び強烈な影響を与えた作品だった。戦争はただひたすら弱い者から奪い、人間らしさを奪い、幼さからくる判断ミスにもまるで容赦などせず死の谷へと叩き落とす。原作は野坂昭如だが、その原作のメッセージが強く伝わるような演出に拘った職人だったと思う。

反面、興行的には実力に比べ見劣りする結果に終わってしまった。とにかくリアリティや原作の持つ魅力の表現にこだわったせいで、エンタメとして魅せる部分には余り力を入れなかったように見える。子供向けアニメとして放映された名作『赤毛のアン』などは、大人になって見てみると素晴らしく思えてくるのだけど、人生の経験がない子供がみてもその魅力はいまいち伝わらなかったんじゃないだろうか。

このOPは本当にすばらしいと思うんだ。
ただ私はリアルタイムで観ていない(そこまでの年齢ではない)ので、子供の頃これを見て感動したかどうか今となってはわからない。
でも大人になって初めてこのOPを観て、一瞬で心奪われたのはよく覚えている。ただ馬車がかけていくだけなんだけど、最初の影をバックにタイトルが表示されるシーン、白い花の道へ駆け入る時の鮮烈な映像、ただ後ろを振り返ってるだけなのに胸が締め付けられる感覚。この作品に参加していたのは、宮崎駿や富野由悠季、近藤喜文など錚々たるメンバーであり、その誰かが手がけたOPなのかもしれない。それでもこんな「なんでもないのに鬼気迫る」演出は、その後の作品をみるに高畑勲が監督だったからこそできたOPだと確信している。

次の金曜ロードショーで急遽『火垂るの墓』が放映されるそうだ。『火垂るの墓』は確かに名作なんだけど、追悼という意味ではちょっと違うかなという気はする。できれば『平成狸合戦ぽんぽこ』や『おもひでぽろぽろ』のような、前向きな作品の方が良かったんじゃないだろうか。あの人は職人だから、全力で『火垂るの墓』を映像化しただけで、代表作ではあるけどこれが高畑勲だ、とやるには相応しくないように思う。ぽんぽこやぽろぽろのような前向きさの方が、本来の人となりに合っているように思うので。

高畑勲監督のご冥福をお祈り申し上げます。素晴らしい作品をありがとう。


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[映画]この世界の片隅に

Netflixにて本日から配信開始したのでレビューしておこうと思う。
私自身は2016年の秋に映画館にて3回視聴、昨年9月にはBDも購入している。
勿論こうの史代原作の漫画もそれ以前から所持していたし、映画化の話を聞いてから公開を心待ちにしていたこの作品のファンだ。

この映画はクラウドファンディングでパイロット版を製作する資金を募ったところ、あっという間に目標の2000万円が集まった事でも話題になった。
自分も情報さえ事前に知っていれば資金参加したのに、口惜しい。
それでも監督は資金繰りには相当苦労したらしいが、果たして出来があった映画は本当に素晴らしいものであった。
片渕監督ありがとう。
ちなみに、その後の海外渡航用資金募集には参加した。

戦争映画というととにかく悲惨なもの、悲しいもの、残酷な描写でせめてくるというイメージがあるが、この作品はちょっと毛色が異なる。
いや、確かにそういった描写は特に後半にあるんだけど、どこか暖かく、癒やされる映画だ。
それはこうの史代独特のとぼけたセリフ回しにあるのか、主人公である「浦野すず」の「ぼーっとした」性格によるものなのかわからないが、どんな時代でも暖かな団欒はあり、家族の笑顔はあり、今と変わらぬ人々の営みがあったことを再確認させてくれる。

ただほんわかしながらも、実はその台詞、所作一つ一つにしっかりした理由があり細かい心理描写と人間関係があるので、観る度にその行動や物言いにどんな理由があるか新たな発見があるのも面白い。
また、元々原作もしっかり当時を下調べして描かれているところ、片渕監督は更に徹底して当時の生活を調査し、その日の天気、配給品、どこに誰が住んでいたかまで調べて作品に反映したそうだ。
その為、ネットでは「あの場面のあれは当時の~」なんてマニアックな話をしだすと止まらなくなる現象が散見された。
幼馴染の水原が心境を吐露する場面、乗艦していた青葉の戦史を調べると更に理解できるし、スケッチをしていて憲兵に絞られるシーンは、「サザエさん」の原作者である長谷川町子の自伝が元ネタであったり、名前は元素からきていて・・・皆が掲示板などで語りたくなるネタは尽きない映画だったと思う。

原作のエピソードからリンさんのくだりは大幅に削られてはいるが、これはこれで全体に纏まりが出てよかった。
そのエピソードが無いが故に唐突感や不自然さが出ているところはあるにはあるけれど、ちょっと散漫になったんじゃないかな。
(まあ、今度、リンさんのエピソードを加えた完全版を製作するそうでそれはそれで楽しみではある)

後半、戦況が悪化してからは一気に辛い状況に陥っていくけれど、そんな中でも、どんな状況でも、この世界の片隅に愛情は生まれ育てていける。
戦争映画は気が重くなるからと敬遠せず、Netflixなら新規加入で無料期間もあるので、是非観ていただきたい。
本当に素晴らしい作品だ。

個人的評価:★★★★★
すずさんかわいい度:★★★★★
義姉さんかわいい度:★★★★★


映画レビューランキング

[映画]君の名は(2016)

昨年公開され、国内で250億円を越える超ヒットとなった「君の名は」が2018年1月3日にTV朝日で地上波初放映するという事で、レビューしておきます。

最終的に評価は高くする割に内容disりまくりますので嫌な人は読まないように。

最初に断っておくけど「その貴方が抱いた気持は間違いない」とは思うんだよ。
この映画を観て感動したなら、その感動は大切にしてほしいとも思う。

もし自分が10代の若者であったなら・・・この映画はきっと自分の心に深く刻み込まれただろう。
都会の青年と田舎の少女のラブストーリー、タイムパラドックスと隕石を使ったSF、男女入れ変わりといったサブカル界での王道ギミック、目まぐるしい展開と甘酸っぱい大団円。
こんな映画を多感な若者時代に観たらそりゃあもうたまりませんわ。
特に三葉がかわいい
くっそかわいい。
10代の血気盛んな頃の自分なら、頭の中が数ヶ月は三葉で埋まってる自信はある。

でもね、おじさん歳を取りすぎちゃったみたいなんだよね。
いや、歳をとっただけじゃない、もっと別の、「なんかどっかで見た事のあるシチュエーションてんこ盛りだな」って感覚がね、心の奥底にあって、そこまでのめり込めなかったんだよね。
いや、面白かった事は面白かったんですよ?
でも、これなら、細田版「時をかける少女」だって負けてないくらい良かったよ?って思うんだよね。

この作品は評論家からはあまり評判が良くなかったように見受けられる。
いつもなら自分も「浮世離れした頭でっかちの評論家ども」と心の奥底で悪態つくんだけど、今回ばっかりは評論家の気持ちもわかるんだよね。
いくら「感動の手法は既に誰かが発明済みで、その再生産でしかない」と言っても、ここまで節操なく切り貼りして組み上げられると、ちょっと鼻白む気持ちにもなる。

似たようなシチュエーションを持ってきて、当てはめる事自体もまた、よく使われる手法なのでそんなに気にしない人間だったんだけど、この作品だけはどうにもその限界点を越えてしまったように受止めてしまった。

既に過去誰かが発明した手法の再生産・・・これをやっても、好評価になるのとそうではないのとでは、一体どこに違いがあるんだろう・・・?

昔、「GS美神」ってギャグ漫画があって、あの漫画もまた他作品のパロディが沢山散りばめられていた。
例えば、こんな話、宇宙まで行ってメデューサという悪魔と戦った話のクライマックスシーンでのこと。
激闘直後、準主人公である「横島」はアンドロイドの「マリア」と共に、大気圏外から地上へと落下してしまう。
このままでは流れ星のように燃え尽き塵となる状況で、命運尽きた事を悟ったマリアが「横島さん、どこに落ちたい・・・?」と語りかけるワンショットがある。
このシーンのあまりの美しさに、若かりし頃の自分は大変な衝撃を受けたのを覚えている。
後にこのシーンは、不朽の名作「サイボーグ009」のラストシーンが元ネタと知り、成る程、アレほどのシーンは別作品で使ってもやはりその美しさには力があると感心したものだ。

でもこの「君の名は」を観て、そうは思わなかったのは、自分が歳を取りすぎてしまったせいなんだろうな。
若しくは同じような元ネタをそれなりに見てきてしまったせいなんだろうな。
だから「過去作の遺産を節操なく使って美しくデコレーションした」と受け取ってしまったんだろうな。

主人公二人以外は徹底してこの世界の為の道具だったのも、よくなかったのかもしれない。
この映画は主人公達の夢物語であり、主人公達のための世界であり、それを美しく彩るのであれば徹底して道具であっても良いと思う・・・思うのだけどやはり「手法の為の小道具扱い」が過ぎる気はした。

あと、最終的に三葉が父親を説き伏せるはずのシーンは飛ばさずにキッチリやって欲しかったですね。
あれ程頑なな父親をどう攻略したのか、父親という壁をかなり意識させたつくりでお膳立てしてたんだから、ちゃんとカタルシスを味あわせて欲しかった。
正直、「うまいこと切り貼りできるようなネタが無かったから、そのシーンを作る事から逃げた?」と思ってしまった。
甚だ残念である。

と、ここまでdisっておいてなんだけど、主人公二人は純粋に応援したくなるようなキャラであり、そして結末としては満足できるものでしたので観てよかった映画ではあります。
もしこれが過去の新海作品のような結末だったら、クソミソに貶してやったところですw

ラストの幸福感と、三葉のかわいさに★ひとつおまけして、★4つです。

個人的評価:★★★★

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映画レビューランキング

[アニメ]ジョジョの奇妙な冒険 1~3部

Netflixにてここ1ヶ月ほどかけて1~3部までを一気に視聴しました。
(尚、4部はリアルタイムでTV視聴済)

1部:9話
2部:17話
3部:48話

 

君が泣くまで殴るのをやめないっ!

やっぱり世代的にはJOJOサイコー!なんです!
数多名言を生みいまだJOJOのセリフはネタ・パロディとして使われ、当時能力バトルモノの頂点を極めたといえるアイデアの数々は、その後のあらゆる作品に多大な影響を与えたのは間違いない。

その名作に対し、類まれなる原作愛に溢れたアニメ化をしてくれたスタッフは素晴らしい仕事をしたと思います。
きっとスタッフの世代的にも、子供心にJOJOを毎週楽しみにしていた人が多かったんだろうね。

俺は人間をやめるぞ!ジョジョォォォッ!!

DIO・石仮面とジョースター一族の物語としては、1~3部できちんと完結するので、区切りとしてはすごくいい。
4部は4部でまた違った群像劇として大好きなんだけど、1~3部の主人公3世代に渡る物語は、激しく心の中の「ロマン」を揺さぶられるんだよね。
現実では2代目3代目が同じように大活躍、ってケースは少ないけど、それでもなにがしか活躍した例でいえば相撲でいう若貴とか、歴史でいう真田昌幸・幸村親子とか、世代の物語ってやっぱロマンじゃん?ロマンですよね?

このジョースター3世代のうち好きな主人公は世の中的には承太郎が一番だろうと思う。
けど自分としては2代目のジョセフかなあ。
あのよく喋る性格、飄々としながらばかしあいを制していくスタイルがたまらないんだよね。

ドイツの科学力はァァァァアアア世界一ィィィィィイイイ!

2部OP歌詞の「闇を欺いて刹那をかわして刃すり抜け奴らの隙を突け」ってフレーズは、正にジョセフ・ジョースターを表現している。
これ書いた人、世界一とまでは言わないけどいい仕事してるわ。
俺もそんなイカス男になりたかったものだw
しかし現実は非情であり、そんな器量も頭のキレも持ち合わせていない以上、彼のようなヒーローに憧れながら日々を地道に生きて行くしかないのである。

次にてめーは「これも計算のうちかジョジョ!」と言う(ビシィ!

相手を茶化すように挑発するジョセフと違って、承太郎は常にクールだ。
何か昔はもっと無口だったように記憶していたんだけど、アニメみたら結構しゃべってんのね。
オラオラとかオラオラとかオラオラばっかり記憶に残ってたw
あの恵まれた体躯でドンと静かに構えながらも、スタンドがオラオララッシュを決めるフィニッシュは、静と動両方のいいとこ取りした贅沢な一コマだと思う。

だが・・・マヌケは見つかったようだな

尺的には最も長い全48話の第3部。ほぼ一年ですよこれ。今時、連載中でもない過去作品を一年の長尺で放映できるって凄い事だ。1部2部の円盤がかなり売れたおかげって事もあんだろうけど、やっぱり一番人気の第3部に対する期待も大きかったんだろう。
そして長いのに途中でダレる事もなくあっという間に最後まで見きってしまえる、ほんとに48話もあったの?ってくらい、夢中になれた。
毎回毎回、能力バトルのアイデアもキャラから絞り出される魅力も、敵味方揃って最高なんです。

あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!

能力の見せ方の幅が狭かった波紋に比べると、「スタンド」というギミックはいくらでも個性的な能力をぶっ込めるようになった。
毎回驚くようなアイデアの「スタンド」との能力バトルは、観てるこっちが「頭がどうにかなりそう」な、ポルナレフ状態にされてしまいながら楽しめる。
スタッフもこの原作の魅力を十分に再現してて「JOJOは愛されてるなあ」と、その愛され具合によってこっちまで幸せな気分になってくるのもこのアニメ作品の魅力だと思う。
オインゴ・ボインゴの歌をEDで再現したり、OPでびっくりするようなネタを仕込んでみたり、細かいところまでよく作りこんであるので、うっかりスキップできないくらいだ。

 

やれやれだぜ

こんな最高のアニメが格安でネット視聴できるなんて、良い時代になったものだ。

 

個人的評価:★★★★★

[アニメ]おそ松さん2期が今晩から順次放映

夜更かしはこたえるので録画予約だけしておくことにする。

1期はギャグアニメとしてなかなか面白かった。

そしてイケボ声優を使い、ギャグのノリも下ネタありの現代風お笑いコント番組に仕立て上げた事で、いわゆる腐女子界隈に大ウケしたお見事な構成だった。

あの勢いを2期でも保てるか?

正直楽しみである。

 

[おそ松さん 公式サイト]