Netflixにてここ1ヶ月ほどかけて1~3部までを一気に視聴しました。
(尚、4部はリアルタイムでTV視聴済)
1部:9話
2部:17話
3部:48話
君が泣くまで殴るのをやめないっ!
やっぱり世代的にはJOJOサイコー!なんです!
数多名言を生みいまだJOJOのセリフはネタ・パロディとして使われ、当時能力バトルモノの頂点を極めたといえるアイデアの数々は、その後のあらゆる作品に多大な影響を与えたのは間違いない。
その名作に対し、類まれなる原作愛に溢れたアニメ化をしてくれたスタッフは素晴らしい仕事をしたと思います。
きっとスタッフの世代的にも、子供心にJOJOを毎週楽しみにしていた人が多かったんだろうね。
俺は人間をやめるぞ!ジョジョォォォッ!!
DIO・石仮面とジョースター一族の物語としては、1~3部できちんと完結するので、区切りとしてはすごくいい。
4部は4部でまた違った群像劇として大好きなんだけど、1~3部の主人公3世代に渡る物語は、激しく心の中の「ロマン」を揺さぶられるんだよね。
現実では2代目3代目が同じように大活躍、ってケースは少ないけど、それでもなにがしか活躍した例でいえば相撲でいう若貴とか、歴史でいう真田昌幸・幸村親子とか、世代の物語ってやっぱロマンじゃん?ロマンですよね?
このジョースター3世代のうち好きな主人公は世の中的には承太郎が一番だろうと思う。
けど自分としては2代目のジョセフかなあ。
あのよく喋る性格、飄々としながらばかしあいを制していくスタイルがたまらないんだよね。
ドイツの科学力はァァァァアアア世界一ィィィィィイイイ!
2部OP歌詞の「闇を欺いて刹那をかわして刃すり抜け奴らの隙を突け」ってフレーズは、正にジョセフ・ジョースターを表現している。
これ書いた人、世界一とまでは言わないけどいい仕事してるわ。
俺もそんなイカス男になりたかったものだw
しかし現実は非情であり、そんな器量も頭のキレも持ち合わせていない以上、彼のようなヒーローに憧れながら日々を地道に生きて行くしかないのである。
次にてめーは「これも計算のうちかジョジョ!」と言う(ビシィ!
相手を茶化すように挑発するジョセフと違って、承太郎は常にクールだ。
何か昔はもっと無口だったように記憶していたんだけど、アニメみたら結構しゃべってんのね。
オラオラとかオラオラとかオラオラばっかり記憶に残ってたw
あの恵まれた体躯でドンと静かに構えながらも、スタンドがオラオララッシュを決めるフィニッシュは、静と動両方のいいとこ取りした贅沢な一コマだと思う。
だが・・・マヌケは見つかったようだな
尺的には最も長い全48話の第3部。ほぼ一年ですよこれ。今時、連載中でもない過去作品を一年の長尺で放映できるって凄い事だ。1部2部の円盤がかなり売れたおかげって事もあんだろうけど、やっぱり一番人気の第3部に対する期待も大きかったんだろう。
そして長いのに途中でダレる事もなくあっという間に最後まで見きってしまえる、ほんとに48話もあったの?ってくらい、夢中になれた。
毎回毎回、能力バトルのアイデアもキャラから絞り出される魅力も、敵味方揃って最高なんです。
あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!
能力の見せ方の幅が狭かった波紋に比べると、「スタンド」というギミックはいくらでも個性的な能力をぶっ込めるようになった。
毎回驚くようなアイデアの「スタンド」との能力バトルは、観てるこっちが「頭がどうにかなりそう」な、ポルナレフ状態にされてしまいながら楽しめる。
スタッフもこの原作の魅力を十分に再現してて「JOJOは愛されてるなあ」と、その愛され具合によってこっちまで幸せな気分になってくるのもこのアニメ作品の魅力だと思う。
オインゴ・ボインゴの歌をEDで再現したり、OPでびっくりするようなネタを仕込んでみたり、細かいところまでよく作りこんであるので、うっかりスキップできないくらいだ。
やれやれだぜ
こんな最高のアニメが格安でネット視聴できるなんて、良い時代になったものだ。
個人的評価:★★★★★