[ゼルダ]夢をみる島をクリアした

switch版「ゼルダの伝説 夢をみる島」クリアしました~
うーむ切ない
なるほどこれが名作として語り継がれた理由か

ネタバレしますので見たくない人は回れ右

クリア時間は15~20時間のあいだ
(switch記録のプレイ時間は5時間ごと表示なので正確にわからないんだよね)
高難度モードはあるもののそれ以外におまけは無しっぽい
5,980円のゲームでこのボリュームは正直なところ不満だ
おっさんになった今となってはこのくらいでも丁度良いといえばいいんだけど
貴重なお小遣いで新作買ってた子供時代だったら
せめてあと15時間くらいは遊ばせて貰わないと怒っていたと思う

元々が26年も昔に3,800円で発売されたゲームだから
その時の値段であればこのボリュームでも諦めはついただろう
まあ今作はグラフィックも大幅向上してるので
その値段で出せるはずないのはわかるけどね

本編シリーズではやって欲しくはないんだけど
ジオラマのような世界はプレイしていてなかなかに新鮮で
こういうゼルダもたまには良いものだと思った
それでも元がGBのゲームを忠実にリメイクしているらしいので
良く言えば古き良きゼルダであり
悪く言えば新鮮味のないゲーム性ではある
こういうの初めてプレイする子供であれば逆に新しく感じるだろうか

謎解きは歴代ゼルダをプレイしている人ならそれ程迷う事もない
元がGBで小学生くらいをターゲットにしているんだろう
据え置きゼルダに比べれば易しい方だと思うし
要所要所でフクロウや電話おじさんがヒントをくれるのも親切だ

一方で歳のせいか頭が固くなっていてボス戦では悩む事も多かった
上画像のボスなど攻略法が発見できず一回不貞寝したりもした
こういうタイプのボスなら寧ろ発想の豊かな子供の方が
ひとめで解法を見つけるものなのかもしれない

それでも寝っ転がりながらどうすればいいのかと思索に耽っていると
突然攻略の仕方が閃きガバっと飛び起きコントローラを握りしめ
思惑通りの結果が得られてニンマリできる
これがまさにゼルダの醍醐味と言えるだろう

ゲームとしては「古き良きいつものゼルダ」でしかないな
という印象ではあったけれど、何故この作品が名作として語られるのか
その理由はクリアしてみてわかった
人はやはり物語によって強く印象が左右される生き物だなと思う

ゲームを進めていくとこの島が夢の世界であり
「かぜのさかな」が目覚めてしまえば全てが泡となって消えてしまう事が
徐々にわかってくる
リンクが脱出するにはこの夢の世界を消してしまう以外にないのだけど
それは目の前で生活している人々をも消し去る事にも繋がる
おおう切ない
これは切ない

しかも島の人達も頭のどこかで自分たちが儚い存在だと
わかっていそうな言動が垣間見られ
特にヒロインであるマリンは唄で皆を和ませ海の向こうへの憧れを語り
リンクに密かな想いを寄せていそうなそぶりまでみせて強い好印象植え付けた挙げ句
私の事を忘れないでね的なセリフでダメ押ししてくる

おィィ!?
そんなのズルいんですけど?
こっちはゲームの進行上お前らを消し去る以外に進む道がないんですけど?

いやーこれクリアしない方がみんな幸せなんじゃないかな
夢なら夢のままでもいいんじゃないかな
なんて考えながらのラスボス戦突入からのエンディングでした

ゼルダシリーズ好きとしてはこの「夢をみる島」未プレイが
ずっと心残りだったので今作のリメイクはとても有り難かったし満足もできた
あとは3D酔いで断念したスカイウォードソードさえクリアできれば
心残りはなくなるんだけど(;´Д`)

自分と同様ゼルダ好きで夢島未プレイのおっさんには
ゼルダは出てこないけどとりあえずやっとけとオススメしときます

ただボリュームが少ないのでお小遣いでやりくりしなきゃいけない年齢の
人にはオススメはしません
せめて中古で安くなってから手を出すと良いのではないかと思います

ちなみに一度もゲームオーバーせずにクリアするとエンディングがちょっとだけ変わるらしい
挑戦する方はがんばってくだされ


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