新宿ピカデリーにて鑑賞。
スパルタのレオニダス王の戦いを描いた「300」という映画をインド風味にしてアクション増し増しにしたような、アクション大作でした。
インドでは歴代1位を記録したほど人気なんだそうな。
映画の大半はドッカンバッカン戦ってました。
殴れば柱や壁は爆散するような世界なので、全編通して冗談のようなアクロバティックでド派手で猛り狂う戦闘アクションで圧倒される。
「なんでや!んなわけあるか!やりすぎや!」と頭抱えながら観ると良いでしょう。
最後にはいい感じで胸焼けしてます、はい。
インド人てマハラジャ万歳な映画好きよね。
王とは何か、人の上に立つとはどういう事か、国を治めるには・・・!
彼らにとっては大王ってのが理想のヒーロー役なんだろうけど、王たるべき者が持つものは知恵だとか勇気だとか母の教えだとか色々と示唆されつつも、結局最終的にはだいたい筋肉で解決。
これが娯楽作品だからなのか、それとも彼らは本気で筋肉に帰結すると思っているのかはよくわからない。
まあでもやっぱり筋肉は正義だよね。
ビバ筋肉。
インド映画と言えばダンスですが、この作品はそれほどダンス多くはなかったかな?
BGMや効果音はゲップが出るくらい常に何か流れてましたけど。
途中、結婚の為に船旅をするシーンがあり、そこがダンスとしては一番の見せ場です。
インド流のメルヘン描写ってのはああいう感じなんだね。
異なる文化圏の人達が作り出す異世界感は、一見の価値ありだと思います。
バーフバリは2部作になっていて、前作「バーフバリ 伝説誕生」に続く後編となるらしい。
自分は前作知らずにいましたけど、全然問題なし、最初にそこそこの尺をとって前作のあらすじもあります。
上映終了後には場内から拍手も沸き起こり、そして興奮冷めやらぬといった趣でざわざわする中の退出でした。
ていうか新ピカのスクリーン1、爆音にしすぎじゃない?耳痛くなったんだけど。加減してよ。
個人的評価:★★★★
うわーなんじゃこりゃ感:★★★★★
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