[映画]『ボヘミアン・ラプソディ』

楽曲は聴いた事があるけど、クイーン自体はよく知らない。
ボーカルで主役の「フレディ」がゲイ(本人はバイだと言ってたが)だったのも、エイズにより肺炎で若くして亡くなった事も知らない。
そんな自分でも十分に楽しめる映画だった。

いや、寧ろ「映画的演出と都合」の為に色々と事実を改変したり端折ったりしている(らしい、自分はよく知らないが)分、生粋のファンよりも映画そのものを楽しめるかもしれない。
どの分野でもディープなファンてのはメンドクサイ生き物なもので、あれが違うこれが足りない、本物には敵わないとか愚痴愚痴言い出す人が結構いる。
でも僕らにしてみたら「良い映画」さえ観られればそれで良いのだ。
その意味で、「フレディ」に集中してスポットを当て、苦悩・挫折そして復活と、正しく映画的手法に則った本作は立派な良作だと思う。
それにあの名曲の数々が全編に渡って流れれば、そりゃもう We Will Rock You だよ!
冒頭のお馴染み、20世紀FOXファンファーレがギターでアレンジされたところから早くもハートをガッチリ掴まれ、復活ライブで「ウィーアーザ・チャンピオン~♪」のフレーズが響く頃には完全にライブの観客になりきってこっちも唄い・・・はさすがにしなかったケド、それくらいアツくなれた。
上映終了後は「ユナイテッドシネマとしまえん」の客にしては珍しく?大きな拍手があり、自分ですらちゃんと楽しめたんだから、普通のファンの人ならそうだろうなと。
・・・まあ、自分も大好きなゲームの続編が出来悪かったりすると、ガッカリしてボロクソに貶したりするので、一部のディープファンが愚痴る気持ちってのがわからなくもないんだけどねw
いやーお互い気をつけたいものですなーはっはっは。

楽曲の力もあってアツくはなれた、でも、さすがに自由奔放というか自分勝手に生きすぎてるフレディに共感まではできなかったので、星は3つかな。
(直接的描写はないけど)不特定多数の男同士で乱れた関係になってそれでエイズになってから、やっと落ち着いた関係が築けたってのがどうにも悲しいね。

個人的評価:★★★
名曲多すぎ度:★★★★★


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